白内障の手術は日帰りできる?白内障手術について
目の手術について

白内障は眼の中のレンズが濁ってしまい、視界がかすんだり眩しく見えたりする症状が現れる病気です。
白内障の治療は手術と目薬がありますが、症状を改善させるには手術が必要です。

現在、白内障の手術は総合病院だけではなく開業医院でも日帰り手術が行われています。日帰り手術の流れやメリット、デメリットなどをご紹介します。


白内障日帰り手術の流れ




白内障の手術を受ける前にいくつかの検査を受ける必要がありますが、基礎疾患を持っている方は、担当医に白内障の日帰り手術を受けても問題がないかの確認をしてください。

■手術前の流れ
検査前に、検査と手術の説明があります。聞きたいことがあったときは、その都度医師や看護師に質問しましょう。

<手術前にする主な検査>
・人工レンズの度数を決める検査(眼軸長測定、角膜曲率半径測定)
・視力測定(屈折検査)
・白内障以外の眼の病気を調べる検査(眼圧検査)
・白内障の進行度を調べる検査(細隙灯顕微鏡検査)
・角膜の耐久性を調べる検査(角膜内皮細胞検査)

その他にも、血液検査や心電図検査、胸部エックス線検査、まぶたの状態の検査などをすることがあります。

検査結果から日帰り手術を受けても問題がないとわかったら、医師から手術についての詳しい説明があります。
また、手術3日前から抗生物質が含まれている目薬を点してください。

■手術当日の流れ
STEP1 来院
手術予定時刻の1~1.5時間前に来院してください。
手術後の安全のため、出来るだけ付き添いと一緒に来院するようにしましょう。
また、手術後に運転するのは危険であるため、付き添いの方の運転や公共交通機関を利用して来院してください。
また、女性は細菌感染のリスクを軽減させるため、ノーメイクもしくは薄めにお願いします。

STEP2 手術前
血圧を測定して細菌感染予防の目薬を点し、手術まで安静に待ってください。

STEP3 手術
局所麻酔の目薬を点し、手術が行われます。手術にかかる時間は10~15分。
使用される機器は、白内障手術用顕微鏡や超音波白内障手術装置です。
水晶体を超音波白内障手術装置で細かく粉砕して吸引することで、小さな切開で白内障の手術が行えます。

STEP4 手術直後
手術を受け終わったらしばらく安静にして、注意点などの説明を受けます。聞きたいことがあったらお聞きください。
その後、体調に問題がないようなら帰宅できます。

STEP5 検診
手術翌日、3日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後に経過観察のため来院してください。

手術後に水晶体嚢が混濁して視力が低下してしまった場合には(後発白内障)、YAGレーザーを使って後嚢の混濁を切除、切開すれば視力が回復します。

日帰り手術が可能な方

現在多くの方が白内障の日帰り手術を受けていますが、誰でも受けられるわけではありません。日帰り手術が可能な方の条件をご紹介します。

・白内障以外に眼の病気がない方
・手術後、経過を観察するための通院が可能な方
・基礎疾患がない方または基礎疾患がある方で担当医が気帰り手術を受けても問題がないと判断された方
・認知症を発症していない方

この他にも手術当日の付き添い、80歳以下、合併症が起きたときにすぐに来院できる方などクリニックによって独自の条件を設けているところもあります。

日帰り手術のメリット・デメリット


白内障の日帰り手術にはメリットとデメリットがあります。
メリットとデメリットを知ってから手術を受けるか決めましょう。

■日帰り手術のメリット
・治療費が安くなる
・普段の生活リズムが保ちやすい
・治療による拘束が短い
・手術後のストレスが少ない

■日帰り手術のデメリット
・手術を受けてトラブルが予想される方は受けられない
・手術を受けてから数日間の来院回数が多くなる
・付き添いがいないと受けられないクリニックがある


早めに眼科を受診しましょう
少しでもものが見えにくい、ぼやけるなどの症状が現れたら、出来るだけ早く眼科を受診しましょう。

視界が悪いまま放っておくと、重大な事故に巻き込まれる可能性があります。また、白内障が進行してしまうと、手術が難しくなってしまったり、失明の危険性がある緑内障を引き起こしてしまったりすることもあるのです。

出来るだけ早く受診し適切な治療を受けて、不自由のない生活を取り戻しましょう。


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